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ブラディー・シーザー

前回の続きでカナダのお話しをもう少し。
この間行ったときに世界一高いCNタワーに上ってきました。
高さ553.33mで途中に二つの展望台がついてます。
下の展望台の方が広くてその2Fにはガラス張りの
床があって、下が丸見え。たぶん、300m以上、
ずどーんと下に何もない光景かな。いろんな国の
おじさん、おばさんが立って写真をとり、おにーちゃん、
おねーちゃんが透明な床に寝転がり、子供たちが
飛び跳ねていました。僕は高所恐怖症ゆえ透明な床に
背を向けて、かかとを少し置いたところまでずるずると。
でも、それ以上近寄れませんでした。上の展望台に行っても
なるべく真ん中を歩いて。やっぱ高いとこは駄目だなあ。
カナダはずっと前に少しだけ住んでいたんだけど、そのときは
なんか嫌で上らなかったもんね。

カナダでは、街のジャービスという道とブロアーという道の
交差するところにあるアパートに住んでました。
「どこに住んでるの?」と聞かれてジャービス・ブロアー
というと決まって「え?」って顔されて。そこって娼婦が集まる
とこだったみたい。実際夜になるといっぱいたってました。
黒人の小柄な娼婦さんに直子さんと名づけ、白人のすらっとした
美人に京子さんと名づけ、あ、今日も京子さんたってるなどと
話したもんです。もちろん、帰る車の中からですが。なつかしいな。

そんなアパートでも、外にでてすこし行くとおしゃれなクラブや
バーがあって、よくブラディーシーザーを飲みに行きました。
ブラディーシーザーは、ブラディーマリーのトマトジュースの
代わりにクラマトトマト(はまぐりのエキス入りトマト)をいれる
カクテルですごく美味です。バーの端っこに座って、ブラディー
シーザーを頼むと、それは、カナダの昔ながらの風習のひとつを
体験しているような気がしてきます。それは、ほかのカクテルや
ブラディーマリーも駄目で、ブラディーシーザーじゃないと駄目なんです。
それがカナダだな。バーでシーザーをで飲みながらひとり周りの
喧騒をながめてると、日本人の僕でも少しその空間に溶け込めたような、
気がしてたものです。あの濃縮された空気はなんなんだろう。
日本では六本木のバーでブラディーシーザーを飲んだけど、あのとき
と同じ空気に包まれることはありませんでした。

そういえば、僕が世界で一番の気に入りは
ブラディーマリー。僕にとっては最高の飲み物。
お気に入りの彼女がいたとしたらお手製のブラディーマリーをもって 海に行って、夕日を見ながらちょっとタバスコを追加して日が 沈むまで飲んでるのがいい。
死ぬときは、肩を寄せ合い海をみながらブラディーマリーを飲み終えて、
ひとこと「ありがとう」って言って彼女の胸で静かに落ちていくのがいいな。
そのときに静かに波がやってきて、僕だけサーっていう引き潮に
消されて彼女の手からいなくなって海に戻っていく。手から
僕は消えて、代わりに新しい生命が、、なんてね
それよりなにより、もう長いことブラディーマリーは飲んでいないな。
ブラディーシーザーに変えるなら今かもしれない。

なつかしい最愛の彼女は今どこにいて何をしているんだろ。

今日はブラディーマリーの写真がふさわしいけど、二回れんちゃんで
ほかの人から画像を拝借するのも申し訳けないので、CNタワーに
行った時に読んだ本を紹介します。重松清さんの流星ワゴン。
ホンダオデッセイがでてくる話しだけど、ワゴンっていうのがどうも
なじめなかったな。ワゴンって料理を運ぶ台みたいな印象だし、
もっといい題なかったのかな、と思いました。まあ、かといって
ワンボックスとかも変だし、何がいいかなって考えると意外に
難しくて、あれ、流星ワゴンてもしかしたらいかしてる?っていう
気にもなった不思議な題です。作品自体は誰しもある想いを
引き出してくれるあったかい小説じゃないかと思います。
時間は戻らない、だから大切にしなきゃ。人を大切にしなきゃ。
あとがきで女性が描かれないことを指摘していましたが、
僕は、この小説を女性(主人公の奥さん)の視線で書いて
みたいなと思いました。今度書いちゃおうかな。

流星ワゴン

流星ワゴン

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本


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コメント 1

mika

家族旅行でカナダに行ったの?
翻訳し終わったら読ませてね
流星ワゴンまだ読んでなかったんだね。。。。
あの人の書く本は絶望はなく、どこかに光が必ず射しているんだよ。
まだ文庫になってないけど「その日のまえに」も読みたいな


>僕が世界で一番愛する彼女
奥さん幸せだね~
言葉にしないと伝わらないよ♪
がんばれ
by mika (2007-08-22 13:34) 

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